「結婚指輪 = 左手薬指」
そんなイメージがいつの間にか定着していて、特に疑問に感じたことがない人というのは少なくないと思う。
物心ついた頃から母の結婚指輪は左手薬指にあったし(父は職業柄していなかった)、今周囲を見渡しても左手薬指以外に結婚指輪をしている人って会ったことない(もしくは他の指にしている指輪を結婚指輪と認識していない)。
そんな訳で、独身の頃に素敵な異性の左手薬指をさり気なくチェックしたことがあるのはきっと私だけではないはず(笑)。
そこで、なぜ結婚指輪を左手薬指につけるのか調べてみるとちゃんとした理由がありました。
簡単にまとめると以下のような感じです。
その1 古代ギリシャ時代の伝説
古代ギリシャ時代には、「心臓が愛やハートを意味する」という考え方が既に根付いていた。
ギリシャ神話では左手の薬指には心臓につながる血管があるといわれており、解剖学的にもそう信じられていた。
愛し合う者同士がお互いの左手の薬指に永遠や輪廻の象徴である途切れない円(リング)をはめることで、愛が永遠に相手の心とつながるという意味合いから、左手の薬指に結婚指輪をつけるようになった。
その2 両手10本の指が持つそれぞれの意味合いから
- 親指
右手:権威・責任感・指導力
左手:信念や愛を貫く・意志の実現 - 人差し指
右手:集中力・行動力
左手:積極性・行動力・精神の安定 - 中指
右手:行動力・厄除け
左手:協調性・直感・インスピレーション - 薬指
右手:精神の安定・恋愛成就・厄除け・商売繁盛
左手:愛の絆を深める・心願成就 - 小指
右手:困難を乗り越える・長所や魅力の発揮
左手:心願成就・恋愛成就
その3 実用性
左手薬指は両手10本の指の中で一番動きが少なく(右利きの場合)、日常生活を送るうえで最も支障が少ない。
…なるほど。いろんな説があるんですね。
ちなみに、世界には右手薬指に結婚指輪をつける人たちもいるみたい。
地域でいうと東ヨーロッパ、宗教でいうとプロテスタントとか。
だからドイツのブランドのモデルさんって右手に指輪をつけてるのね。
いろいろな伝統や考え方があるみたいだから、右手につけるか左手につけるかは単純に線引きできなさそうですね。
さて!ここでやっと本題!「その4」の説についてです。
YouTubeで見つけた「結婚指輪を薬指につける理由について」、中国の言い伝えを紹介した動画です。
これがとってもロマンチックなので、ぜひご覧ください~
その4 中国の言い伝え
まず両手の指先をを合わせ、以下写真のように両手の中指を第二関節の部分で折り曲げてくっつけます。
そしたら、中指をくっつけたまま、親指・人差し指・小指を離してみます。
そして最後に薬指を離して…
…いかがですか?そう!どんなにがんばっても離れないの!
不思議~
<解説>
- 親指 = 両親
親指が外れるのは、親元から離れていつかは自分で人生を歩んでいく日がくるから - 人差し指 = 兄弟(姉妹)
人差し指が外れるのは、兄弟(姉妹)もいつかは自分と離れてそれぞれの人生を歩んでいく日がくるから - 中指 = 自分
- 小指 = パートナーと自分の子供
小指が外れるのは、自分たちの子供もいつかは自分たちの元を離れ、その子の人生を歩んでいく日がくるから - 薬指 = パートナー
薬指が外れないのは…パートナーとは生涯を共にするから!
…なんですって。
当たり前のようで、はっとさせられる言い伝え。
おっと。ここで細かいつっこみはお控えください(笑)。
後付けだとしても、いちばんロマンチック。
いろんな説がある中で私はこの説を信じておこうっと。
あなたもパートナーとやってみてね。
きっとますますお互いを思いやる気持ちがわいてくるはず。
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