結婚指輪が決められない人限定!店員さんが教えてくれた「印象的なアドバイス3選」

※画像は銀座和光本館です(本記事とは関係ありません)

婚約指輪や結婚指輪の購入者には、自身の中で昔から憧れているブランドがあったり、その場のインスピレーションを大切にしたりして、もののみごとに一店舗目で成約する方もいる。
探しに探し、迷いに迷った挙句、結局一番最初に試着した指輪に戻ってきたなんていう話も聞くから、時間や労力をかけることが運命の指輪に出逢うことに繋がるとは一概に言えないみたい。

私の場合、期間としては探し始めて1か月半~2か月くらいで決めたけれど、恐らく平均の10倍(根拠なし)はお店をまわり、浮かれ気分でちゃっかり気に入った指輪をたくさん試着させていただきました。
いつまでも決められない私の対応に、店員さん方はさぞ大変だったことであろうと今になり少し反省…
よくネット上で、店員さんについて「しつこくて困った」とか「話を聞いてもらえず高額な商品を勧められた」などの書き込みを見かけるが、幸い私は一度も嫌な思いをすることはありませんでした(あっても忘れた)。
それどころか、「指輪について教えてほしくてたまらない」「あれもこれもと目移りして決められない」「試着してうっとりしている時間が長い」…そんなこれ以上ないほどめんどくさい客であろう私に対して、どのお店でも本当に親身になって対応してもらったので指輪探しも良い思い出になっています。

そんな結婚指輪を決めきれない私に店員さんが教えてくれた、今も忘れられない印象的なアドバイスを3つご紹介します。

その1 お母様の手を想像してみてください

特に結婚指輪は、生涯に渡って身に着けるものとして購入される方が多いですよね。
当然、手も指も年齢を重ねて、豊かな経験と愛情、かけがえのない思い出の数だけシワやシミも増えてきます。
“生涯” ということは、シワとシミでいっぱいの手になっても同じ指輪を着け続けるということ。
年を重ねた自分の手を想像することが難しいことから、母親の手を想像してみることを提案しているのだとか。
今の自分が選んだその指輪は、母が着けても違和感がないか。

今、日本でも海外と同じように結婚指輪にゴールドの指輪を選択する方が増えていますが、おばあさんのしわくちゃな手にゴールドの指輪ってすごく素敵だと思いませんか?

その2 結婚指輪はお相手の分身です

これはドイツのブランドの店員さんに教えてもらったのですが、ドイツでは結婚指輪をパートナーの分身として捉えるそうです。
日本では “ペアリング” といって、夫婦で揃いの指輪を着けることを望む方が今も多く、お互いの好みや想いを考慮しながらひとつの指輪を選んでいくスタイルが主流です。
ですが、ドイツでは夫婦それぞれが自分のいちばん気に入ったものを自由に選ぶのだそうです。
自分で選んだパートナーと同じように大好きな指輪を、パートナーと同じように大切にするのだとか。素敵~

私も大賛成!
お互いの意見を尊重しながら歩み寄ってひとつを選ぶのも良い思い出になるとは思うけど、私もいちばん好きなものを着けたいし、彼にも自分の気に入ったものを大切に着けてもらう方がうれしいな。

その3 お鏡をご用意させていただきました

振り向くと、そこにはぴかぴかの大きな全身鏡が。
店内のカウンターやテーブルの上に手元が映るサイズの鏡が設置されているのはよくある光景ですが、全身が映る鏡を持ってきてくれました。
指輪を身に着けた自分の全身を見て、体系・ファッション・雰囲気…総合的なバランスから判断することが大切とのアドバイス。納得!

といっても、自分に何が似合うのかを客観的に判断するのは、自分自身をよく理解していないとなかなか難しいよね。
自分以上に自分のことを知っているパートナーや、店員さんのプロフェッショナルな意見も聞いてみてくださいね。

…以上、いかがでしたでしょうか。
決め手とはいかなくても、少しでも次に進むきっかけになれたらうれしいです。

センスに自信がある方や「絶対自分で決めたい!」っていう方を除いて、自分には何が似合うのか、どれを選んだらいいのか、まったくわからない~という方は、店員さんにその旨を素直に伝えてみてもいいかも。
「お客様の手はお美しいのですべてお似合いです~」って言っちゃう店員さんとか、とにかく値段のいい方をお勧めする店員さんには気を付けて(笑)

それから、お客様(自分)は神様じゃなくて、店員さんは “指輪探しの大切なパートナー” であることを忘れないでね。
サンダルとジーンズ姿で大声で話す横柄な態度の人、たまにいるけどびっくりしちゃう。
せっかくの機会だから、あなたも彼も店員さんも、皆がしあわせになれるような指輪探しをしましょう~